英語

2010年2月18日 (木)

Only Yesterday

今日はカーペンターズのアレだ、オンリーイエスタデイについてほざいてみよう。
サビのところがこうだ。

Only yesterday when I was sad and I was lonely
You showed me the way to leave the past and all its tears behind me
Tomorrow may be even brighter than today
Since I threw my sadness away Only yesterday

いろいろなところで訳が書いてあるが今ひとつなものが多い。
ここらで一発オレ訳を書いておこう。

♪私が悲しく、寂しかったのはつい昨日。
♪あなたは私に過去とその涙をみな捨て去る方法を教えた。
♪明日は今日よりも、もっと明るい日になりますように。
♪悲しみを捨てたのはつい昨日のことなのだから。

・・・・てなわけだ。
何やら悲しみを抱えていた人が恋人見つけて、
幸せになっちゃって、明日の幸せも確信している感じだ。
ついでにこれまでの不幸だった分を取り戻すぞ、みたいな勢いに満ちた感じだ。

2010年1月21日 (木)

The Rose

おとといの話の続き。というかそのきっかけ。

シェークスピアに詳しいわけでも何でもない私がなんでこれにこだわるかというと、Bette MidlerのThe Roseという歌を聴いたからである。
こういう言葉で始まる。
Some say love it is a river that drowns the tender reed
つまり「愛とは葦の若草を溺れさせる川である。と言う人も居る。」という感じ。
これにつづいて「愛とは・・・である。」というのをだらだら続ける歌である。
(有名な曲だし名曲なので探してきて聞いて欲しい。)
第2コーラスになるとちょっとひねってこうなる。
It's the heart afraid of breaking that never learns to dance
「それは怪我を怖れて踊れない心である。」という感じだろうか。
あるいは、「それは踊れないほど怪我を恐れる心である。」とすべきかもしれない。
さて、この文がまさにシェークスピアのアレ、
The night is long that never finds the day.
と同じつくりである。
「明けない夜はない」と訳してしまうと応用が効かない。
やはり素直に、「今夜は明けないほど長い夜だ」としたい。
しっくりこないかもしれないが、日本語にもこのような言い回しが有る。
「日本のいちばん長い日」という映画とか、
「親父の一番長い日」という歌とか、なら覚えがあると思う。
もしかしたらこれもシェークスピアから持ってきたのかもしれないが、むやみと疲れる一日という意味だ。
これなら納得できるだろう。となれば「日」を「夜」で置き換えても変じゃない。
ところで、これを読んだ学生さんは注意して欲しい。
テストでこの訳を書いても点はもらえない。
教わった通りの訳を回答しておくほうが良い。

2010年1月19日 (火)

The night is long that never finds the day.

「明けない夜はない」
と訳すことになっている・・・・

直訳すると
・日を決して見つけないという夜は長い。
・この夜は長く、決して日を見つけられない。
だよなあ。

ここは原文をあたってみよう。
その前を読む。いや良い感じだな。さすがシェークスピアだ
・・・オレ訳は
「この夜は明けないほど長いぞ。」
となる。

これは、共にマクベス王を討つことを誓ったマクダフに向かって
マルコムが言うセリフで
「死ぬまで戦うぞ」ってな感じだ。
「そのうち明けるよ」なんて気楽な言葉じゃない。

ハードボイルド小説なんかでは
This is going to be a long night.
というのが良く出てくる。
喩えるなら、ユーザーからクレームが届いて原因究明を始めて
うわーこりゃ簡単には直らないぞってなときに徹夜の覚悟を決めて
「長い夜になりそうだな」とつぶやく感じだ。
これを戦争はじめるマルコムが言うともっと長くなったって事だ。
The night is long that never finds the day.

まあ、この話は全体的に変ちくりんで、
そもそもマクベス王ってのがだらしない。
この程度なら簡単にやっつけられるだろうみたいな感じがあるから
気楽に訳す人が居てもおかしくない。

でも考えてみて欲しい。
妻子を殺された男に夜明けが来るか?
仇討ちくらいじゃ気休めにもなんないぞ。

(ずいぶん前に他人のブログに送りつけたのを置いてみる。)

2010-01-23追記

あらためて調べてみるとここにも似たようなことを書いている人が居た。
まあ、なんでもかんでも「熟語」で片付ける英語教育が悪いよな。

(次のエントリに続く)

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